2007年12月22日土曜日

FXの基本 差金決済での損失

FXの基本 差金決済での損失

投資ですから、いつも上手く行くとは限りません。

せっかく1ドル110円の時に買っても、

その直後にドルが108円になったとします。

この時の買いポジションは

「108円×5000ドル」分ですから、54万円です。

差額、1万円の損が出ています。

あなたは5万円を預けています。

この状態で1万円の損が出ていても、

まだ5万円の預け金があるから投資は続けられる、

これがFXの特徴とも言えるでしょう。

FXを扱っている各会社では、

それぞれ「最低でも維持しておかなければならない金額」

という基準があります。例えばこの会社が、

「最低3万円は預けてください」

という基準を持っていた場合、

あなたは今まだ「5万円ー1万円の損」

で総資産4万円です。

(最低額に達してないので取引はまだ可能)

ここで1ドルが一気に106円になった場合。

あなたの資産は「106円×5000ドル」で

53万円となります。2万円の損により、

あなたの資産が3万円ぴったりとなりました。

あと1銭でも下がったら、

そこで基準を割り込んでしまいますので、

その金額で強制的に取引が決済されて

損失が確定するという仕組みです。

この場合は、ドルの買いから入っていますが、

逆のパターンも可能です。ドルを先に売っておき、

あとで買い戻すという「売り買いを逆にする」という事も、

考え方は全く同じですね。

FXでは差金決済という方法をとる事で、

元手に対して大きな金額で取引を出来るだけでなく、

ドルの売りから取引を始めたり、

ユーロなどの違う通過でも取引が可能になるのです。

0 件のコメント: